●『詰将棋実戦形パラダイス 2』
実戦に出てきそうな形をした、詰将棋の本。
普通の詰将棋は、パズル的な要素が多くて、実戦には出現しない形をしている。
そこで、桂馬や香車が定位置にいて、その近辺で王が詰む詰将棋を、実戦に出てきそうという意味で実戦形と呼ぶ。
ただし、「実戦形」を解くことが、「実戦」のトレーニングになるとは限らない。
実戦「形」というだけあって、「形」は実戦的なのであるが、詰ませる手順はパズルっぽいことがあるのだ。
また、実戦では王は桂香の近くで王が詰むとは限らない。
諦めがいい王様は、囲われた位置で詰まされてくれるが、大概は往生際が悪いようで、囲いを飛び出して逃げていく。
そういった王、例えば中段に逃げ出した王を詰ます力は、逆にパズル的な詰将棋で養えるように思える。
とはいえ、問題を見たときに解いてみようという気にさせるという意味では、整然とした実戦形が人気なのは理解できる。
ごちゃごちゃした詰将棋は、解き始めるのに勇気がいるのである。
ところで、今度、詰将棋解答選手権戦という詰将棋早解き大会に出ます。
プロ棋士や、アマチュア強豪や、詰将棋作家と競争するんです。
どうなることやら…。
